
米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは2日、2025年4〜6月期決算を発表した。株式売買は30億600万ドル(約4400億円)の売り越しだった。期中は相互関税後の混乱で相場変動が大きかったが、バークシャーの保有株式圧縮の動きは続いた。
キャッシュフロー計算書によると株式取得額は39億900万ドルで、株式売却額は69億1500万ドル。売り越しは11四半期連続だった。自社株買いは4四半期連続で見送った。
投資への待機資金は高止まりが続く。現金同等物に米短期債の保有額をあわせた広義の手元資金は、6月末時点で3440億9100万ドル。3月末比では1%減ったが、24年6月末比では2割以上多い水準だ。
純利益は前年同期比59%減の123億7000万ドルだった。米国会計基準では保有する上場株の評価損益を最終損益に反映する必要がある。6月末で2679億ドルの株式ポートフォリオを持つバークシャーの利益水準は株価変動で大きくぶれる。
決算資料には前四半期に続き、「通商交渉や関税に関わる変化など、マクロ経済状況や地政学情勢の変化が株式投資や傘下企業の事業に影響を及ぼす可能性がある」と記した。投資評価損益などを除く営業利益は4%減の111億6000万ドル。保険引き受けが鈍った。
バークシャー・ハザウェイが2025年4月から6月(2025年第2四半期)に買った銘柄および売った銘柄に関する情報は、提供された検索結果や私の知識ベースでは具体的かつ包括的なデータが不足しています。ただし、2025年3月末時点(2025年第1四半期)の保有銘柄リストに関する情報やその他の最近の動向から、関連する情報を整理し、可能な限り推測を交えてお答えします。2025年4月~6月の買った銘柄・売った銘柄について米国の大手機関投資家は、四半期ごとに米証券取引委員会(SEC)に「フォーム13F」を提出し、保有銘柄を公開する義務があります。2025年4月~6月のフォーム13Fは通常8月中旬頃に公開されるため、現時点(2025年8月3日)では最新のデータが手元にない可能性があります。以下の情報は、2025年3月末時点(2025年第1四半期)の動向やその後の推測に基づいています。買った銘柄(買い増しを含む可能性)2025年3月末時点の情報によると、バークシャー・ハザウェイは以下の銘柄を買い増したと報告されています:
- オクシデンタル・ペトロリアム(OXY):バークシャーは2019年第3四半期から同社株を保有し、継続的に買い増しています。2025年3月末時点でポートフォリオの5.06%を占め、保有比率で6位となっています。エネルギーセクターへの投資を強化する傾向が続いているため、2025年4月~6月も引き続き買い増した可能性があります。
- 日本の5大商社(三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、丸紅):バークシャーは2020年から日本の商社株に投資しており、2025年3月17日時点の変更報告書でこれら5銘柄の買い増しが確認されています。バフェット氏は日本株への前向きな投資姿勢を示しており、2025年第2四半期でもこの傾向が継続した可能性があります。
また、2024年第4四半期(2024年10月~12月)では、**コンステレーション・ブランズ(STZ)**を新たに購入したことが報告されています。この銘柄はバリュー株として評価されており、2025年第2四半期でも追加投資の可能性があります。売った銘柄2025年3月末時点の情報では、具体的に売却された銘柄の詳細は限られていますが、過去の動向から以下のような傾向が推測されます:
- バンク・オブ・アメリカ(BAC)およびシティグループ(C):2024年第4四半期にこれらの金融株の保有を圧縮したことが報告されています。この傾向が2025年第2四半期でも続いた可能性があります。
- アルタ・ビューティー(ULTA)、SPDR S&P 500 ETF(SPY)、バンガード・S&P 500 ETF(VOO):これらは2024年第4四半期に全て売却されました。2025年第2四半期で再び購入された可能性は低いと考えられます。
- アップル(AAPL):2024年9月末まで4四半期連続で売却されていましたが、2024年第4四半期では売却を停止し、保有株数は3億株(751億ドル相当)で安定していました。2025年第2四半期の動向は不明ですが、バフェット氏がアップルをポートフォリオの中核とみなしているため、大幅な売却はunlikelyです。
注意点と補足
- 情報不足:2025年4月~6月のフォーム13Fの詳細が公開されていないため、具体的な売買銘柄のリストは推測に基づいています。8月中旬にSECのウェブサイトで最新のフォーム13Fを確認することをお勧めします。
- バフェットの投資哲学:バークシャー・ハザウェイはキャッシュフローの創出力を重視し、割安株や理解しやすいビジネスモデルに投資する傾向があります。2025年第2四半期でもこの方針に基づき、エネルギー(例:オクシデンタル・ペトロリアム)や日本の商社株など、安定したキャッシュフローを持つ企業への投資が継続した可能性が高いです。
- 現金保有の増加:バークシャーは2024年9月末時点で過去最高の3252億ドルの現金を保有しており、2025年第2四半期でも積極的な現金積み上げが続いている可能性があります。このため、新規投資よりも既存の有望銘柄の買い増しや現金ポジションの維持が優先された可能性があります。
結論2025年4月~6月のバークシャー・ハザウェイの具体的な売買銘柄は、最新のフォーム13Fが公開されるまで確定できませんが、以下の推測が成り立ちます:
- 買い増し候補:オクシデンタル・ペトロリアム(OXY)、日本の5大商社(三菱商事、三井物産など)、コンステレーション・ブランズ(STZ)。
- 売却候補:バンク・オブ・アメリカ(BAC)、シティグループ(C)の保有圧縮が続く可能性。
- 安定保有:アップル(AAPL)は中核銘柄として維持される可能性が高い。
最新情報については、SECのウェブサイト(https://www.sec.gov)でバークシャー・ハザウェイのフォーム13Fを確認するか、8月中旬以降の金融ニュース(例:MONEY PLUS、モネックス証券のレポート)を参照してください。
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