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手堅く稼ぐ!!コバンザメ投資法が話題に

コバンザメ投資法とは

コバンザメ投資法は、個人投資家が機関投資家の投資行動に便乗して利益を上げる手法です。この方法は、機関投資家(例:投資信託、年金基金、保険会社など)が大量の資金を投じて株価を動かす傾向を利用し、その動きに「くっついて」利益を得るというものです。名前の由来は、コバンザメがジンベイザメにくっついて餌のおこぼれを得る様子になぞらえています。特に以下のケースでよく使われます:

  1. TOPIX(東証株価指数)連動型投資信託
    東証一部に新規上場した銘柄や日経225に採用された銘柄は、TOPIX連動型ファンドや日経平均連動型ファンドが必ず購入するため、株価が上昇する傾向があります。コバンザメ投資法では、これらの銘柄を事前に購入し、機関投資家の買い需要による株価上昇で利益を得ます。
  2. アクティビスト投資
    アクティビスト(物言う株主)が企業に介入し、経営改革や株価向上策を求めることで株価が上昇する場合があります。個人投資家は、アクティビストが関与する銘柄に注目し、その動きに便乗します。
  3. 外国人投資家の動向
    外国人投資家が特定の銘柄に大規模な投資を行う場合、株価が動く可能性があります。チャートやニュースを分析し、こうした動きを先読みして投資します。

メリット

  • 機関投資家の巨額資金による株価上昇を利用できる。
  • 比較的短期で利益を得る可能性がある。

デメリット

  • 手法が広まりすぎたため、かつてほど効果が薄れている場合がある。
  • 上場情報やアクティビストの動向を正確に把握する必要があり、情報収集が難しい。
  • 長期保有が必要な場合、資金拘束リスクがある。

実践のポイント

  • 東証一部昇格や日経225採用の発表を注視する。
  • アクティビストの保有銘柄を調査(例:バフェット・コードなどのツール利用)。
  • テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を組み合わせて有望銘柄を選ぶ。

主要な機関投資家

機関投資家は、巨額の資金を運用し、市場に大きな影響を与える投資主体です。日本やグローバル市場で影響力のある機関投資家を以下に挙げます。

日本の主要な機関投資家

  1. 日本銀行(日銀)
    • ETF(上場投資信託)やREITを通じて日本市場に大きな影響を与える。日経225やTOPIX連動型ETFの購入により、特定の銘柄の株価を押し上げることがある。
    • コバンザメ投資では、日銀のETF買い入れ動向が注目される。
  2. 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)
    • 世界最大級の年金基金で、日本株を大量に保有。TOPIX連動型運用を行うため、新規上場銘柄や指数採用銘柄に影響を与える。
    • 2023年時点で運用資産は約250兆円(日本株比率約25%)。
  3. 日本生命保険
    • 保険会社として日本株や債券に投資。安定した長期投資を行うが、特定の大型株に影響を与える。
  4. 三菱UFJフィナンシャル・グループ
    • 傘下の運用会社(三菱UFJアセットマネジメントなど)が日本株やグローバル株に投資。アクティブ運用も行う。
  5. 野村アセットマネジメント
    • 日本最大級の資産運用会社で、TOPIXや日経225連動型ファンドを運用。指数採用銘柄への投資がコバンザメ投資の対象となる。

グローバルな主要機関投資家

  1. ブラックロック(BlackRock)
    • 世界最大の資産運用会社(運用資産約10兆ドル)。日本市場でもETFやアクティブファンドを通じて影響力を持つ。
  2. バンガード(Vanguard)
    • 低コストのインデックスファンドで有名。日本株を含むグローバルインデックスファンドを運用。
  3. ステート・ストリート(State Street Global Advisors)
    • SPDR ETFシリーズを運用。TOPIXやMSCIジャパン指数に連動するファンドが日本市場に影響。
  4. オアシス・マネジメント(Oasis Management)
    • アクティビスト投資家として日本企業に積極的に関与。経営改革を求めることで株価上昇を促す。コバンザメ投資で注目される。
  5. ストラテジック・キャピタル(Strategic Capital)
    • 日本市場でアクティビスト投資を行う。株主提案を通じて企業の価値向上を目指す。

コバンザメ投資における機関投資家の活用法

  • 情報収集:東証の「新規上場企業一覧」や日経225の銘柄入れ替え情報を確認。投資情報サービス(例:バフェット・コード)でアクティビストの保有銘柄を調査。
  • タイミング:新規上場や指数採用の発表前後に仕込む。アクティビストの動向は開示情報やニュースで追う。
  • リスク管理:機関投資家の買いが入らなかった場合の損失リスクを考慮し、分散投資や損切りルールを設定。

注意点

  • コバンザメ投資法は、2000年代初頭にJ-Coffee氏が広めた手法だが、市場の効率化や情報拡散により効果が薄れているとの指摘がある。
  • アクティビスト投資はリスクが高いため、企業のファンダメンタルズ分析が重要。
  • 無料の情報源では上場申請企業の一覧が得にくいため、有料サービスや地道な調査が必要。

ご参考までに、価格や具体的な運用状況については、以下を参照ください:

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