あれ?昨日今日でなんでこんなに日経平均下がってるん?
昨日(8月18日)の日経平均株価、終値で1,759円安の6万7,460円。2.54%の下落で、6営業日ぶりの大幅反落でした。一時は1,800円超下げて6万8,000円を割り込み、後場にかけて一段と弱くなりました。今日(19日)も先物がさらに下押していて、朝から軟調スタートが意識されています。
「急にどうした?」って感じですよね。最近はAI・半導体関連がけん引して連日高値圏を推移していただけに、急にブレーキがかかった印象です。主な理由を整理すると、こんな感じです。
1. 中東情勢の先行き不透明感
一番大きかったのがこれ。米国とイランの和平協議が行き詰まり、休戦の覚書が延長されない方向に。トランプ大統領側も強硬姿勢を示し、イランも「積極的な戦闘姿勢に入る」みたいな発言が出て緊張が高まりました。
原油価格が上昇し、インフレ再燃への警戒が広がったんです。地政学リスクが高まると投資家はリスク資産を避けやすくなり、株式市場全体に売りが波及しました。前日の米国株もこの影響で主要指数がそろって下落。その流れを東京市場が引き継いだ形です。
2. 長期金利の急上昇
国内の長期金利(10年国債利回り)が一時2.945%まで上昇し、約30年ぶりの高水準に。米国でも長期金利が上がっていて、日米両方で金利上昇圧力が強まりました。
金利が上がると、企業の資金調達コストが増える懸念が出ます。特にPER(株価収益率)が高い成長株、つまりAI・半導体関連の「値がさ株」は相対的に割高に見えやすくなります。これで利益確定売りが一気に加速したんです。
アドバンテスト、東京エレクトロン、キオクシア、村田製作所など半導体・電子部品株が指数を大きく押し下げました。不動産株など金利上昇に弱いセクターも売られました。逆に、銀行株や原油高を好感した石油・海運株は相対的に堅調でした。
3. 連騰の反動+海外市場の弱さ
直前まで5営業日連続上昇で3,600円超上げていた反動もあります。過熱感が出ていたところに、上記の材料が重なったので「いったん利益確定しよう」という動きが強まりました。韓国のKOSPIも後場に軟化して、連動性の高い半導体関連にさらに売りが広がりました。
今日(19日)も続いている理由
夜間の日経225先物がさらに下落していて(一時1,000円超安の水準)、米国株の軟調継続や金利・原油の動向が意識されています。まだ現物市場は開いていませんが、前日の流れが続いている状況です。
全体を見ると、全面安というより「これまで相場を引っ張ってきたAI・半導体株への利益確定+外部環境の悪化」という色合いが強いです。プライム市場では値上がり銘柄も4割近くあり、業種によっては資金がシフトしている様子も見えます。
短期的には中東情勢と金利の動きが引き続きカギになりそうです。原油がさらに高騰したり金利が一段と上がったりすれば下押し圧力が続きやすい一方、情勢が落ち着けば反発の余地もあります。
株価が大きく動くときは「なぜ下がったのか」を冷静に整理するのが大事。今回の下落も、材料をきちんと押さえておけば過度に慌てる必要はないかもしれません。引き続き市場の反応をウォッチしていきましょう。

