なぜかウィキペディアで犯人たちの名前が伏せられているルフィ強盗団の概要
ルフィ広域強盗事件(ルフィこういきごうとうじけん)は、2022年5月から日本全国で発生している同一グループによる連続強盗事件である[1][2]。「ルフィ事件[3]」、「ルフィ強盗事件[4]」などとも呼ばれる。
当時フィリピンの入国管理局ビクータン収容所に収監中であった男たちが「ルフィ」[5]や「キム」「ハオ」等と名乗り、当局に「ビッグボス」と呼ばれる男がリーダー・指示役として日本国内の実行犯たちに指示、指令を出していたとされる[6][7][8][9]。犯人たちは移動手段にレンタカーや新幹線[10][11]、通信手段に秘匿性の高く、メッセージが一定時間で消去される機能が搭載されたロシア製のインスタントメッセンジャー、テレグラムを使用していたと見られる[12][13][14]。
被疑者(指示役とされる人物)
W・Y
Wは特殊詐欺グループのリーダー格で、グループ内の「ビックボス」と報道されている。Wの特殊詐欺グループによる2018年11月〜2020年6月にかけての被害総額は60億円以上だとされる。Wは1984年生まれで北海道野付郡別海町で生まれ育った[15]。地元の小中学校を卒業後に中標津町の高校に進学し、高校では剣道の部活動で主将を務めていた。高校の同級生はWについて「明るく友達が多かった」「一般的な高校生」だったと話しており、大学に進学すると同時に札幌市に移り住むとススキノで働くようになった[16]。ススキノを通して同じ特殊詐欺グループの幹部であるIとFとも接点を持つようになったと思われ、10代の頃はススキノで客引きをし、20代になるとススキノで若者向けのミュージックパブを経営するが数年で閉店した。その後、Wは不動産業や別の飲食店の経営やオンライン上で女性と会話が可能なサービスなど様々な事業を行っていた[15]。Wはこの時期から暴力団関係者との交流を深めるようになり、闇社会に浸かるようになったと見られる。2012年、WとFは札幌市内で暮らすホストクラブ従業員宅に押し入り、現金約1000万円が入った金庫を盗んで逮捕された[17]。その後Wは国内の特殊詐欺グループに入り、2017年からタイを拠点にし特殊詐欺を繰り返したが、同年12月に運搬役を使って現金約3700万円をタイに持ち込ませようとしたが、中部国際空港で没収され、受け子8人が逮捕された。Wは翌年に拠点をタイからフィリピンに移し、廃ホテルを購入し複数のアジトを構え、日本からかけ子を呼び出し、グループは規模を拡大していった。2019年11月、Wに現金3億円以上を運搬していたWの交際相手が大阪府警などの合同捜査本部に逮捕され、その後出し子やかけ子など70人以上のメンバーが摘発された。これをきっかけにしてWがグループのリーダーである事が判明。2020年2月以降にもかけ子ら36人を含んだメンバー70人以上を逮捕し、Wも2021年4月にフィリピン内で拘束され、入管施設に収容された。そしてその直後から「闇バイト」を使った強盗を指示するようになったと思われる[18]。
I・K
IはWがススキノで働いていた時代にWと接点を持ったとされており[17]、Iは特殊詐欺グループのかけ子をまとめる役だったと見られている[19]。Iは1984年生まれで、北海道札幌市で生まれ育ち[20]、小学生の頃になると自分が気に入らない生徒や自分の言う事を聞かない生徒に対してクラス全員から無視させたり、上履きや靴などを捨てたり、暴言を吐いたりといったいじめを加えており、さらにIは30代の女性の担任にまで持ち物を捨てたり、カメラを壊したり、座る椅子に画鋲を置くなどのいじめを行い、女性は鬱状態に追い込まれた。Iが中学生になると言動はさらに悪化し、1年生の頃からタバコを吸い始め、他の生徒に「お前ゲロ臭いんだよ」と言い放ったり、いじめた生徒を奴隷のように扱い、さらに他の女子生徒に「体を売ってでも慰謝料を払え」と脅迫し、被害届が出される騒動まで起こしている。そしてIは3年生だった頃に少年院に送られ、それを理由にIの両親は離婚した[21]。Iが20代の頃になるとススキノで客引きをするようになり、ニュークラブを経営するも数年で店を潰し、2008年に風営法違反の罪で逮捕され、2016年にはひき逃げの容疑でも逮捕された。IはWとFがフィリピンに渡り、Kも加わり、遠隔で特殊詐欺を始めた後に合流したと見られている[17]。
F・T
FはIと同様にWとはススキノで接点を持ったとされており、特殊詐欺グループの「受け子」役であるリクルーターの統括役と見られている[19]。Fは1984年生まれの北海道の渡島の七飯町出身で、同町の小中学校を卒業すると、函館市内の専門学校に進学した。専門学校卒業後は不動産会社で働くものの、横領が発覚した為にFは解雇され、その後にススキノで働くようになったと思われ、2012年にはWが起こした札幌市内の金庫強盗事件の共犯者としてWと一緒に逮捕されている。FはWの子分格であり、当時を知る男性はFとWの関係性について立場がWの方が上だと感じたと証言している[17][20][22]。
K・T
Kは特殊詐欺グループではWに次ぐナンバー2の筆頭幹部だったとされており、特殊詐欺グループの現金回収・管理役だったと見られている[23]。Kは1977年生まれで、北海道室蘭市で幼少期を過ごしたと見られている[24]。
手口
実行犯は指示役の指示に従う形で、狙いを定めた住宅に侵入し、住民を拘束、そして金品を強奪する[25]。侵入する際は、窓ガラスを力いっぱい叩き割るという[26]。これについて、元埼玉県警捜査一課の佐々木成三は「当然、近所に大きな音が聞こえるでしょう。プロならそんなすぐに通報されるような真似はしない」と指摘している[26]。佐々木はまた、犯行が非常に雑で、証拠隠滅が不十分、素人によるものであることは自明だと述べている[26]。
経緯
今回の組織的犯罪の「起点」は、2022年5月2日に京都市中京区で発生した貴金属店での強盗事件であると言われている。京都府警は、この事件がSNS上での「闇バイト」として行われたことを突き止め、「調整役」も逮捕した。しかし、その数か月後には犯行の場が首都圏に移され、強盗は再開された[27]。
2022年12月5日、東京都で中野区強盗傷害事件が発生する。宅配業者を装って住宅に押し入り、強盗が行われた。この事件では逃げ遅れた男一人が現場で逮捕された。翌年の1月12日、千葉県大網白里市のリサイクルショップが襲撃され、金品は奪われなかったものの、店主が殴打され負傷した。翌日、自衛官の男が逮捕され、所持していたスマートフォンを解析すると「東京都狛江市の住宅で“仕事”をする」という情報が見つかった[28]。
同月19日、狛江強盗殺人事件が発生し、ついに死者が出る[29]。先述した解析情報をもとに19日、警察官が家族とともに被害者宅を訪れると、血を流して倒れている90代女性が発見された[30][31]。この日同居家族は外出しており、家には被害者一人の状態だった[31]。
各事件
中野区強盗傷害事件
この節の加筆が望まれています。 2022年12月5日午前10時50分ごろ、東京都中野区上高田3丁目の住宅で、住人の40代男性から「インターホンが鳴って開けたらいきなり殴られた」と110番通報があった。警視庁野方署によると、数人が押し入り、現金を奪って逃走した。その際男性は顔を殴られ負傷したほか、金銭的被害に関しては「約3千万円を奪われた」と説明している[32]。本件の容疑者として前述の男一人のほか、2023年1月21日には後述の狛江市強盗殺人事件で逃走時に使用されたものと同一とみられるレンタカーの付近にいた男が、続いて同月24日には男二人が相次いで逮捕された[33]。更に同年2月11日には前年8月のポケモンカード等約540枚窃盗容疑で既に逮捕されていた男が本件に実行犯として関与していたとして逮捕された[34]。 なお本件容疑者のうち、上記の1月21日に逮捕された男については、押収されたスマートフォンの解析等により狛江市強盗殺人事件にも関与した容疑で同年2月22日逮捕された[35][36]。
広島市西区強盗事件
2022年12月21日午後7時55分ごろ、広島市西区小河内町2丁目の時計貴金属買い取り専門店の関係者から「強盗事件でけがをしている」と110番通報があった。広島県警などによると、店舗兼住宅内にいた男性(49歳)がモンキーレンチ[37]で殴られる暴行を受けて頭部に重傷を負い、病院に搬送された。他に男性の父親(81歳)が頭部打撲の軽いけがをしたという。目撃情報などから犯人は3、4人組とみられ、現金などを奪って現場から逃走した[38]。
2023年10月2日、警視庁は狛江市の事件(後述)に関与したとして逮捕した者のうち、3人が広島市の事件にも指示役として関わっていたとして再逮捕した。事件で頭部に重傷を負った被害者の男性は、この時点でも意識不明の重体[39]。
狛江市強盗殺人事件
この節の加筆が望まれています。 ウィキニュースに関連記事があります。
2023年1月19日正午ごろ、東京都狛江市駒井町三丁目に住む90歳の女性が、両手を結束バンドで縛られた状態で激しい暴行を受け殺害された[40]。住宅内は荒らされていて、高級腕時計3本とダイヤモンドの指輪の計4点、金額にして60万円相当が奪われた[41]。実行犯は中野区強盗傷害事件の容疑者のうちの1人であるAと、有印公文書偽造の疑いで逮捕されたBなどの3人から4人で構成されるグループが犯行に関与したとされていて、指示を送ったのは当時フィリピンに収監されていたキムだとされている[42](当時収容所にいた人物の警視庁の事情聴取に対する供述から、F・Tがキムを名乗っていたとみられる)。また、犯行車両の調達などの事前準備については指示役の一人であるI・Kがミツハシの偽名を用いて指示していたとされている[43]。
女性は当日17時頃、前述の千葉県大網白里市リサイクルショップ襲撃で使われたスマートフォンの情報をもとに駆けつけた警察官によって頭部から流血している状態で発見され、その場で死亡が確認された。司法解剖の結果、左肘の開放骨折や左腕の皮膚剥離が確認され、加害者による殴打などが致命傷となった可能性が高いとされた[40]。
関与が指摘されている事件一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルフィ広域強盗事件
年月日 場所 事件名 備考 出典 2022年5月2日 京都府京都市中京区 一連の強盗事件の「起点」とされている。 以下全て[27] 2022年10月20日 東京都稲城市 2022年11月7日 山口県岩国市 2022年12月5日 東京都中野区 中野区強盗傷害事件 2022年12月16日 東京都渋谷区 2022年12月21日 広島県広島市西区 広島市西区強盗事件 質屋店主親子が頭部を損傷。息子は意識不明。 2023年1月9日 神奈川県川崎市宮前区 2023年1月9日 千葉県市川市 2023年1月10日 栃木県足利市 2023年1月12日 埼玉県さいたま市西区 2023年1月12日 千葉県大網白里市 2023年1月14日 茨城県龍ケ崎市 2023年1月14日 茨城県つくば市 2023年1月19日 東京都狛江市 狛江市強盗殺人事件 被害者の90代女性が暴行を受け死亡した。
犯人の名は特定済みで報道もされているのになぜ?
指示役「ルフィ」らが関わったとされる全国で相次いだ強盗のうち、ことし1月、東京・狛江市で90歳の女性が死亡した強盗事件で、警視庁は、フィリピンから強制送還された特殊詐欺グループのリーダー渡辺優樹容疑者や幹部の小島智信容疑者ら4人を、事件の指示役などとして強盗殺人などの疑いで再逮捕しました。
この事件はことし1月、東京・狛江市の住宅で、この家に住む大塩衣与さん(90)が結束バンドで両手首を縛られた状態で死亡しているのが見つかり、高級腕時計や指輪が奪われたもので、これまでに実行役として永田陸人被告(21)、加藤臣吾被告(24)、野村広之被告(52)、中西一晟被告(20)の4人が起訴されています。
警視庁は、一連の強盗事件で唯一被害者が亡くなった狛江市の事件の指示役について、慎重に捜査を進めてきましたが、捜査関係者によりますと、実行役らから押収した携帯電話の解析や関係者の証言などから、フィリピンから強制送還された特殊詐欺グループのリーダー、渡辺優樹容疑者(39)と幹部の藤田聖也容疑者(39)、今村磨人容疑者(39)、小島智信容疑者(45)の関与が強まったとして警視庁は4人を強盗殺人などの疑いで再逮捕しました。
渡辺容疑者、藤田容疑者、今村容疑者は指示役とみられ、小島容疑者は闇バイトで実行役を募ったリクルーターとみられています。
全国で相次いだ強盗事件では、「ルフィ」「ミツハシ」「キム」などと名乗る指示役がいることがわかっていて、すでに今村容疑者が、京都府の強盗事件の指示役「ルフィ」や千葉県の強盗致傷事件の指示役「ミツハシ」として逮捕・起訴されているほか、東京・足立区で起きた強盗予備事件では、今村容疑者に加えて渡辺容疑者と藤田容疑者も指示役として逮捕されていました。
狛江市の事件では、「キム」や「ミツハシ」らが具体的な指示をしていたとみられ、警視庁は、渡辺容疑者ら4人が指示するなどしていた裏付けを進めるとともに、一連の強盗事件における4人の関わりなど全容解明を進める方針です。https://news.ntv.co.jp/category/society/992d2290d4c747b397cf3b87001eb75c
裏側には暴力団と半グレが?
JPドラゴンとは?
福島連合って?
ASKAの麻薬バイヤーが山口組の下部組織、福島連合ということはパソナ仁風林にも関連しているということということはそこにAKBを斡旋していた指原さんとかとも関連してるし、仁風林御用達だった自民党とも関連がありますね。
北海道ヤクザが自民党につながるとは、だからひっくるめて元吉本の雨上がり決死隊の宮迫さんのことを金塊強盗って呼ぶんですね
なるほど