安倍政権の支持率が急落との報道。しかし調査の仕方を調べてみると…それでいいのかな?支持率なんていくらでもいじれるんじゃないのかな?というお粗末な内容でこの数字に意味なんてあるのか疑問に思えてきます。
安倍政権の支持率が急落、支持すると示したのは27パーセントだけという結果に…
しかしこの数値には疑問も…
調査方法がいまだに電話調査?
この数値に信ぴょう性はあるのか?
標本調査はサンプル抽出が命-何人からアンケートをとればいいか? |ニッセイ基礎研究所
現政権の支持率を推定するために、有権者に対して標本調査によるアンケートを実施したとする。1,000人の有権者のうち、500人が「支持する」と回答した。このとき「支持率は50%」と報道される。これは間違いではないが、統計理論の表現としては、やや厳密さを欠く。
出典 標本調査はサンプル抽出が命-何人からアンケートをとればいいか? |ニッセイ基礎研究所
厳密には、「支持率は50%と推定され、95%の確率で、誤差は3.1%以下」、といった表現になる。これは、このような標本調査を100回行ったら、そのうち95回は3.1%以下の誤差、つまり、支持率が46.9%から53.1%の範囲内におさまる、ということを主張している。標本調査の信頼度を、確率と誤差で表現しているのである。
統計学的には1000人に対するアンケートの場合100回行ってやっと標本調査の数値が出てくるということ?
マスコミの世論調査では、「層化二段無作為抽出法」がよく利用される。この方法では、例えば、全国をいくつかのブロックに分け、それぞれのブロックで、市区町村を、都市規模や産業別就業人口構成比などによって一定数の層に分類する。まず、各ブロックの人口数の大きさに比例して、各層から無作為に調査地点を抽出する。次に、住民基本台帳をもとに、各調査地点ごとに、一定数のサンプルを無作為に抽出する。このようにすることで、ランダムなサンプルの抽出が可能となる。
出典 標本調査はサンプル抽出が命-何人からアンケートをとればいいか? |ニッセイ基礎研究所
アメリカの事例だが、昔、あるマスコミがランダムに電話をかけてアンケートを行う形で、世論調査を行った。ところが、この方法では、電話を持っていない低所得者層と、着信を選別してなかなか電話に出ない高所得者層がアンケートから抜け落ちてしまい、中間所得者層ばかりのサンプルになってしまったということである。固定電話が減少し、スマートフォンをはじめとした携帯電話や、ブロードバンド回線を利用したIP電話が拡大を続けている現在の日本では、こうした電話アンケートについても、その方法の影響を考慮する必要があるように思われる。