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本来は安全保障上売れないように規制してあるはずのGPUを中国テンセントへ売却していた疑いが濃厚なデータセクション(3905)
この指摘に対してデータセクション側は
大型案件受注からの自社株買いでうやむやにする感じ?
好材料出まくってるのに逃げまくる資本
これは触れてはならない地雷銘柄ですね….ぶっちゃけ黒くさいけど、市場がどう判断するか、ボラティリティの高い銘柄になりそうな予感….
ナウナウジャパンを通しての受注?
ナウナウジャパン株式会社(英語表記: NowNaw Japan Co., Ltd.)は、AI関連の開発を主な事業とする日本のスタートアップ企業です。設立から日が浅いため、情報が限定的で、公式ウェブサイトも確認できていません。主にデータセクション株式会社(東証グロース上場、証券コード: 3905)との提携で注目を集めています。以下に、主な情報をまとめます。基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | ナウナウジャパン株式会社 |
法人番号 | 5010401170502 |
設立日 | 2022年10月31日 |
本社所在地 | 東京都中央区八丁堀4丁目3番5号11階(2024年7月19日に住所変更) |
代表者 | 代表取締役: 近江麗佳 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 5人未満(推定) |
事業内容 | AIクラウドサービスシステムの開発・構築、AIモデル開発。世界中のAIエンジニアを擁し、豊富な実績を有するとされる。 |
主な活動とニュース
- データセクションとの提携: 2024年8月19日に、データセクションとAIクラウドサービスシステムの共同開発・構築契約を締結。データセクションはナウナウジャパンに対して約10億円の開発費用を支払っています。 これにより、データセクションはNVIDIA製GPUサーバー(ブラックウェルシリーズB200搭載)を活用したAIデータセンターサービスを提供。
- 大型受注の発表: 2025年7月10日、データセクションがナウナウジャパンから年間約194億円(3年総額584億円、5年総額974億円)のAIデータセンター利用契約を受注と発表。 これがきっかけでデータセクションの株価がストップ高を連発しましたが、ナウナウジャパンの実態不明瞭さから投資家間で「怪しい」「ペーパーカンパニー疑惑」が広がりました。
- 背景と時系列:
- 設立当初の住所が、データセクション代表・石原紀彦氏が代表を務めるサンインベストメント合同会社と同じだった点が指摘されています。
- 2024年6月28日: 石原紀彦氏がデータセクション代表に就任。
- 2024年7月19日: 住所変更。
- これらのタイミングから、データセクションとの密接な関係が疑われていますが、公式には独立した開発パートナーと位置づけられています。
評判と懸念点
- 肯定的な点: AI分野の専門性を活かした大規模プロジェクトへの参画で、急成長の可能性が期待されています。データセクションの決算資料では、ナウナウジャパンを「AI開発の実績豊富なパートナー」と評価。
- 懸念点: 設立3年弱の新興企業で、売上高や過去の業績が公開されておらず、公式サイトやSNSアカウントも存在しないため、透明性が低いと批判されています。ネット上(特に投資家コミュニティ)では「オルツ事件(過去の上場企業不祥事)を彷彿とさせる」「中国AI企業との抜け道疑惑」などの噂が飛び交っています。 厚生年金・健康保険の適用事業所としても未登録の可能性が指摘され、信頼性に疑問符がついています。
ナウナウジャパンとテンセントの関係についてナウナウジャパン株式会社(以下、ナウナウジャパン)と中国のIT大手テンセント(Tencent Holdings)の直接的な関係は、公式には一切確認されていません。しかし、2025年10月現在、投資家コミュニティや空売りファンドのレポートで、ナウナウジャパンがテンセントの「隠れ蓑(フロント企業)」として機能し、米国の対中輸出規制を迂回するためのGPU提供ルートになっているという疑惑が強く浮上しています。この疑惑は、ナウナウジャパンの透明性の低さと、データセクションとの巨額契約のタイミングから生じています。以下で、事実と疑惑を整理して説明します。公式情報の確認
- ナウナウジャパンの公式発表: 同社のウェブサイトやプレスリリースは存在せず、事業内容もデータセクションのIR資料でしか触れられていません。代表の近江麗佳氏や資本金1,000万円の小規模企業として、テンセントとの提携を示唆する情報はゼロです。
- データセクションの立場: データセクションは2025年7月にナウナウジャパンから年間約194億円(5年総額974億円)のAIデータセンター利用契約を受注と発表しましたが、顧客の詳細(ナウナウジャパンの裏側)は非開示。データセクションは「AI開発パートナー」と位置づけ、テンセント関連の言及はありません。
- テンセント側の情報: テンセントの公式発表や日本法人(Tencent Japan)でも、ナウナウジャパンとの接点は見当たりません。テンセントはNVIDIA GPUの大量調達を公表していますが(2025年9月の報道で、AI向けに数億ドル規模のストックパイルを発表)、供給元としてナウナウジャパンやデータセクションは挙げられていません。
疑惑の根拠と経緯この疑惑の火付け役は、米国の空売りファンドWolfpack Researchの2025年10月8日レポートです。彼らはデータセクション株のショートポジションを公表し、以下の主張を展開:
- ナウナウジャパンはテンセントの「ダミー企業」で、データセクションのGPU(NVIDIA B200搭載、総額約2億7,200万ドル相当)がテンセントに迂回供給されている。
- テンセントは米商務省により「中国軍関連企業(Entity List)」に指定されており、米国輸出規制(EAR: Export Administration Regulations)で最先端GPUの直接供給が禁止されているため、日本経由の迂回ルートを使っている。
- 証拠として、ナウナウジャパンの設立経緯(データセクション代表・石原紀彦氏の関連会社と同じ旧住所)、従業員数の少なさ、年金未登録の疑い、巨額契約の非現実性を挙げています。
このレポート以降、X(旧Twitter)や投資フォーラムで議論が爆発。主な投稿例:
- Wolfpackの日本語訳投稿(10月8日):1,100+いいね、400+リポストで拡散。「データセクションはテンセントの唯一の主要顧客」と断定。
- 投資家ユーザー: 「ナウナウジャパンはトンネルでテンセントが発注元」「大株主(KDDI、日本生命)が株売却したのはこれが理由か?」と憶測。
時系列でみる疑惑の広がり
日付 | 出来事 |
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2022/10 | ナウナウジャパン設立(石原氏関連住所)。 |
2024/7 | 住所変更。データセクションとAI共同開発契約(10億円支払い)。 |
2025/7/10 | データセクション、ナウナウジャパンから194億円受注発表。株価ストップ高。 |
2025/9 | テンセント、AI向けGPU大量調達を公表(規制回避の文脈で注目)。 |
2025/10/8 | Wolfpackレポート公開。データセクション株急落(一時-20%超)。 |
可能性の評価
- 関係ありそう?(肯定的見方): ナウナウジャパンの実態不明瞭さが、迂回ルートの「抜け道」としてぴったり。テンセントのGPU需要とタイミングが一致し、Wolfpackは「日本・米当局に調査共有済み」と主張(未確認)。もし本当なら、データセクションの補助金申請(AIデータセンター関連)も凍結のリスクあり。
- 関係ない?(否定的見方): 公式証拠ゼロで、Wolfpackは空売り利益のための「インチキレポート」疑惑(過去に類似事例)。データセクションはオーストラリア案件の可能性を匂わせ、規制遵守を主張(ただし詳細非開示)。大株主売却は別要因(業績不振)かも。
- 全体の印象: 現時点で「煙は火なし」状態ですが、疑惑の信憑性は高く、株価への影響は深刻。東証や当局の調査が入れば真相判明の可能性あり。