齋藤兵庫県知事が自宅を誰にも教えないという闇が話題に…
彼は一連の騒動で注目を集める前から、プライベートを全く明かさない“秘密主義者”として有名でした。たとえば普段、奥様を人前に連れて来ることは絶対にありません。3年前に知事選が行われた際、彼が当選した瞬間と他に1~2度ほど、奥様がチラッと現場に顔を出したことはありましたが、それ以外の公の場で彼女の姿を見た者はいないのです」(地元メディアの記者) また、送迎を担当する公用車の運転手ですら、彼の自宅住所を知らないのだという。
災害対策本部の名簿も空白
県庁の関係者によれば、 「運転手に自宅から少し離れた“ランデブーポイント”を指定しており、必ずそこで乗り降りをしてきたとのことです。一流芸能人のごとく、自宅住所がバレるのを極度に恐れていたとのことです。県の災害対策本部が作成した名簿にも、他の職員は皆住所を記載しているのに、知事の欄だけが真っ白になっていました」 精神科医の片田珠美氏はこう言う。 「秘密主義は、わずかでもあらや落ち度を見られるのを嫌うという、強烈な自己愛の延長上にあるものです。そのような性格の人は、得てして自身の能力や地位を過大評価しており、パワハラ気質に陥りがちです。さらに、批判に対して過剰反応し、自らの非を認めようとしない傾向が強いともいえるでしょう」
退職金の額は?
それゆえ、今なお自ら混乱の責任を取って辞めるといった判断を下せないのだろうか。 ただ、このまま知事を続けるのは困難というのは衆目の一致するところではある。仮に今辞任した場合、当面、頼りは貯金と退職金だけということか。 もっとも、その退職金について言えば、本来なら来年7月の任期満了まで務めた際の満額は約4052万円だった。だが、維新に擁立された齋藤知事は就任後、自らに“身を切る改革”を課してこれを約2026万円に減額した。仮にこの9月中に知事を退くとすれば、 「就任から今年8月までの計37カ月分で、約1561万円の退職金が支払われる計算となります」(県人事課の担当者) ちなみに、年収についても同様、維新の方針で、 「本来だったら約2471万円でしたが、約1775万円に減額されています」(同) 減額されたとはいえ、1561万円の退職金は庶民にはうらやましい限りである。県庁にはそんなカネは払う必要がないとの抗議電話が殺到しそうだが、ご本人はこんなことになるなら、身を切る改革なんて言わなきゃよかった、と内心思っているかもしれない。 9月12日発売の「週刊新潮」では、県政を混沌(こんとん)の渦に陥れている齋藤知事の素顔などについて、より詳しく報じている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/449a2af45586110f679474d607977691b9b46168