ダボス会議の水田を無くせという提言の不都合な真実|メタンが大気中から無くなると逆に地球は温暖化する

meat with fired rice on plate
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メタンを抑制するために水田を削減しろという提言が2024年のダボス会議で提言されたのをみなさんはご存知ですか?

実はメタンは環境にとって無くなると困るもの

メタン (CH₄) は強力な温室効果ガスであり、大気中からのメタンの除去は地球の気候と生態系に重大な影響を及ぼします。 以下に潜在的な影響をいくつか示します。

  1. 地球温暖化の抑制: メタンは、100 年の時間枠で二酸化炭素よりも約 28 倍熱を閉じ込める効果があります。 大気中のメタンが減れば、地球温暖化の速度は遅くなるでしょう。
  2. 大気循環の変化: メタンは、ジェット気流やハドレー循環などの大気循環パターンの形成に役割を果たします。 その除去によりこれらのパターンが変化し、気象パターンや気候帯の変化につながる可能性があります。
  3. 成層圏オゾンへの影響: メタンは成層圏で塩素および臭素含有化合物と反応し、オゾン (O₃) の破壊に役立ちます。 メタンが減れば、オゾン層はクロロフルオロカーボン(CFC)排出の影響からより早く回復する可能性がある。
  4. 大気化学への影響: メタンは、対流圏オゾン (O3) および二次有機エアロゾルの形成の前駆体です。 その除去によりこれらの化合物の濃度が変化し、大気の質や気候に影響を与える可能性があります。
  5. 生態系の変化: メタンは、メタン生成菌などの一部の微生物にとって重要なエネルギー源です。 その除去はこれらの微生物の多様性と分布に影響を与え、生態系プロセスや栄養循環に影響を与える可能性があります。
  6. 農業と食料生産への影響: メタンは家畜の消化と肥料の分解の副産物です。 その除去は、給餌戦略や肥料管理の変更など、農業慣行の変化につながる可能性があります。
  7. CO₂ レベル増加の可能性: 大気中のメタンが少なくなると、メタンの冷却効果が低下するため、二酸化炭素 (CO2) 濃度がより急速に増加する可能性があります。 これにより地球温暖化が加速する可能性があります。

大気からメタンを除去することは、実現可能な目標でも、望ましい目標でもないことに注意することが重要です。 メタンは地球の気候システムにおいて重要な役割を果たしており、その自然の発生源と吸収源は保存される必要があります。 代わりに、農業、天然ガスの生産と輸送、埋立地などの人間の活動からのメタン排出量の削減に重点を置くべきです。

つまり増えすぎても減らしすぎても困る物質がメタン

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Photo by Markus Winkler on Pexels.com

ここで気になるのが、メタンが待機中に増える大きな要因は何かということ

メタン (CH₄) は強力な温室効果ガスであり、その発生源を理解することは気候への影響を軽減するために非常に重要です。 大気中のメタンの増加に寄与する主な要因は次のとおりです。

  1. 農業: 畜産、特に牛や羊はメタンの重大な排出源です。 これらの動物の消化プロセスでは、腸内の微生物発酵の副産物としてメタンが生成されます。
  2. 天然ガスおよび石油システム: 天然ガスおよび石油の抽出、処理、輸送により、メタンが大気中に放出される可能性があります。 パイプライン、井戸、貯蔵施設からの漏れがこれらの排出の原因となります。
  3. 埋立地: 埋立地での廃棄物の分解は、メタン排出の重大な発生源です。 有機廃棄物が分解されると、微生物は副産物としてメタンを生成します。
  4. 石炭採掘: 石炭採掘では石炭層に閉じ込められたメタンが放出され、大気中に逃げる可能性があります。
  5. 天然源: メタンは、次のような地質源からも自然に放出されます。
  • 浸出物と噴出孔: メタンは、自然の浸出物と噴出孔を通って地殻から流出する可能性があります。
  • 湿地: 淡水および海水の湿地では、微生物による有機物の分解によってメタンが生成されます。
  • シロアリ: シロアリは、消化プロセスの副産物としてメタンを生成することがあります。
  1. 人間の活動: 以下のような人間の活動:
  • バイオマス燃焼: エネルギーまたは土地開墾のためにバイオマスを燃焼すると、メタンが放出される可能性があります。
    ※稲作:水田では微生物による有機物の分解によりメタンが発生します。
  • 廃棄物管理: 不適切な廃棄物処理や不適切な廃棄物管理は、メタンの排出につながる可能性があります。

これらの発生源は大気中のメタンの増加に寄与し、地球温暖化と気候変動に重大な影響を及ぼします。

様々な要因があるが、正直言って水田だけにフォーカスするのは全くナンセンスと言っていいと思われる。

上記に挙げられた人的由来のメタンガスの増加は、技術の進歩でガスを回収して燃料として使うということが可能

そして水田や湿地や酪農など、根本的に古来からの地球の活動にあったもの

むしろ待機中のメタンガスの保持に役立つものであり、これを制限するという発想もまたナンセンスだと私は思いますけどね

ダボス会議は米作を狙い撃ちで産業を潰そうとしてる?

まとめ

ダボス会議での提言は私たち一般市民からしたら奴らの利益のために巻き起こされる災害としか言いようがありません。

ぜひこの記事を見て賛同してくれた方は、酪農家、農家を守るために声をあげてほしい。

SNSで拡散していただきたいし、誰かへの説明に使っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

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