文書の内容は?
立憲民主党の小西洋之参院議員が公表した総務省作成とされる内部文書の要旨は次の通り(肩書は当時)。
▽「政治的公平」に関する放送法の解釈(礒崎陽輔首相補佐官関連)
2014年11月26日、礒崎補佐官付から総務省放送政策課に電話連絡。放送法に規定する「政治的公平」についてレクしてほしい。コメンテーター全員が同じ主張の番組(TBSサンデーモーニング)は偏っているのではないかとの問題意識を補佐官は持っている。
28日、礒崎氏レク。礒崎氏は(1)番組を全体で見るときの基準が不明確(2)一つの番組でも明らかにおかしい場合がある―点について検討を指示。
▽礒崎補佐官説明結果(15年1月29日)
(礒崎氏の発言)今回の整理は決して放送法の従来の解釈を変えるものではなく、補充するもの。国会での質問としては成り立つ。あくまでも一般論としての整理で、特定の放送番組を挙げる形でやるつもりはない。自分から首相に説明し、指示を受ける形にしたい。
▽山田真貴子首相秘書官レク結果(15年2月18日)
(山田氏の発言)今回の整理は法制局に相談しているのか。今まで「番組全体で」としてきたものに「個別の番組」の政治的公平の整理を行うのであれば、放送法の根幹に関わる話ではないか。どこのメディアも萎縮するだろう。言論弾圧ではないか。だいたい問題になるのは「サンデーモーニング」「ニュース23」「報道ステーション」だろうが、国民だってそこまでばかではない。今回の件は民放を攻める形になっているが、結果的に官邸にブーメランとして返ってくる話だ。本気でこの案件を首相に入れるつもりなのか。総務省も恥をかくのではないか。
▽安倍晋三首相レクの結果(15年3月5日)
今井尚哉首相秘書官と山田氏は、礒崎氏の説明のような整理をすると、首相単独の報道が萎縮し、メディアとの関係で官邸にプラスになる話ではないと説明。にもかかわらず首相は意外と前向きな反応で、政治的公平という観点から見て、現在の放送番組におかしいものもあり、こうした現状は正すべきだと発言。
礒崎氏は、サンデーモーニングはコメンテーター全員が同じことを述べるなど明らかにおかしいと指摘。首相は「放送番組全体で見る」とするこれまでの解釈は了解するが、極端な例をダメだというのは良いのではないかと発言。今すぐやる必要はなく、国会答弁をする場合は予算委員会ではなく総務委員会とし、総務相が答弁すればいいのではないかと発言。
山田氏は一度整理をすれば個々の事例の「あてはめ」が始まり、官邸と報道機関の関係にも影響が及ぶと指摘したが、首相は「有利不利ではない」「全部が全部とは言わないが、正すべきは正す」とのスタンス。
▽高市早苗総務相レク結果(15年3月6日)
(高市氏の発言)これから安保法制とかやるのに大丈夫か。民放と全面戦争にならないか。一度首相に直接話をしたい。
▽高市総務相と首相の電話会談の結果(15年3月9日)
政治的公平に関する件で高市氏から首相に電話(日時不明)。首相は「今までの放送法の解釈がおかしい」旨の発言。実際に問題意識を持っている番組を複数例示?(サンデーモーニング他)
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/998984
この文書を元に高市議員に辞任を求めた小西議員
この文書について各方面からツッコミが溢れかえる
渦中の礒崎氏は完全否定
文書が捏造だった場合は小西議員は辞任するのか?
すでに国民からクソ野郎として扱われている小西議員、ネットでは辞任を求める声とクソ野郎だしやめないのでは?との声が多数。