商船三井の配当性向が異次元の領域へ….2022年度は25%へ

商船三井は「2023年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」で2023年3月期期末の配当予想を上方修正しました(2023年1月31日公表)。

「2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」では2022年3月期期末配当(予想)を250.00円としていましたが、今回は260.00円と10円の上方修正を行っています。

また、2023年3月期連結業績予想について、親会社株主に帰属する当期純利益を8000億円とし、前回予想の7900億円より上方修正しています。

高配当株式の一つとして人気の商船三井に興味を抱いている方もいるでしょう。今回は商船三井のこれまでの配当金や株価推移を確認していきます。

※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。

【商船三井の株】配当金を2016~2022年度まで確認

今回、配当予想を上方修正した商船三井ですが、これまでの配当推移を振り返っていきましょう。

商船三井の株の配当推移
 ・2016年度:7円
 ・2017年度:7円
 ・2018年度:15円
 ・2019年度:22円
 ・2020年度:50円
 ・2021年度:400円
 ・2022年度(予想):560円
※2017年10月1日付の株式併合(10株につき1株の割合)および2022年4月1日付の株式分割(1株につき3株の割合)後の株式数にもとづき換算した数値を記載。

上記を見てわかる通り、2017年度までは7円でしたが、その後急激に増えているのがわかります。2023年2月上旬では会社予想の配当利回りが17%を超えています。

なお、2022年度は配当性向25%を予定しているとのことです。

https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/be0803fc5c2eedb900462a09d29010c897c0af09

リスクないの?

って思いません

配当性向25%とか手が出しづらいですよね。

ウクライナ戦争の状況によっては今後空売り仕込む人も出てきそうですね。

罠っぽいのであまり手を出すべきではないと思って数年立ちますが、数年配当性向上がり続けると思わなかったですよね。もう手を出すのは遅いですが。

商船三井の株はリスクも踏まえて検討を

商船三井の配当と株価を確認してきましたが、2021年からの上昇に驚く方もいるのではないでしょうか。

その理由の一つとして、主力事業の一つであるコンテナ船運賃の高騰が挙げられます。

コンテナ船運賃について、英バルチック海運取引所が発表する、外航不定期船の運賃指数である「バルチック海運指数」を2020年~2023年1月まで確認してみましょう。

バルチック海運指数は2021年半ばにかけて高騰し、その後だんだんと落ち着きをみせているのがわかります。

一時「海運バブル」とも言われたように、コンテナ船の運賃は高騰したものの現状は落ち着いてきていますので、今後は商船三井の業績の悪化や減配といったリスクも考えておきましょう。

また、海運業は景気に左右されやすく、ハイリスクな事業と言われています。決算やデータだけでなく、世界情勢などもあわせて確認していきましょう。

https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/be0803fc5c2eedb900462a09d29010c897c0af09
https://twitter.com/kabuto_910/status/1620275828629327875?s=20&t=lVWOw8Cw5e2Cy8EQXYHpiQ

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