エーザイのアルツハイマー治療薬”レカネマヴ”迅速承認の理由は?これって新型コロナやワクチンの後遺症”ブレインフォグ”の対処療法に使えそうと思うのは俺だけか?

アルツハイマー病の治療薬が承認されました。アメリカのFDA=食品医薬品局は6日、エーザイなどが開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」を迅速承認したと発表しました。病気の原因になるとみられている脳内のタンパク質を除去し、症状の進行を抑える効果が期待されていて、エーザイは日本やヨーロッパでも近く承認申請をする方針です。

アルツハイマー病は、脳内に異常なたんぱく質「アミロイドβ(ベータ)(Aβ)」が蓄積することで神経細胞が傷つき、記憶力や判断力などが低下すると考えられている。従来の認知症薬は症状の一時的な改善を図るものだが、レカネマブは脳内のAβを除去することで病気の進行を長期的に遅らせる効果が見込まれている。

 エーザイは、早期のアルツハイマー病患者約860人が参加した中間段階の臨床試験のデータに基づき、FDAに迅速承認を申請、2022年7月に受理された。さらに22年11月、早期患者約1800人が参加した最終段階の臨床試験で、レカネマブを2週に1回点滴した集団は、偽薬を点滴した集団に比べ、症状の悪化を27%抑制する効果が確認されたとする論文を発表した。

 米国の迅速承認は、深刻な病気の薬を早く実用化するための制度で、承認されても有効性を検証する追加の臨床試験が必要になる。エーザイは最終段階の試験結果を提出する予定だ。

 アルツハイマー病の治療薬を巡っては、両社が開発した「アデュカヌマブ」が21年6月、同様にFDAに迅速承認されたが、臨床試験の結果に疑義が持たれたため、日本では21年12月、「有効性を明確に判断することは困難」として承認が見送られた。世界的に高齢化が進む中、アルツハイマー病の進行抑制を狙う新薬として、レカネマブの承認には関心が集まっていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9d2cc7953817cf17d60c59be3b54f748aa56c3a1
目次

これはこじつけかもしれないけど、新型コロナウイルスやワクチンの後遺症。シェディングの症状として知られる”ブレインフォグ”の治療薬?として利用したかったとか?

スウェーデンのカロリンスカ研究所の科学者たちが、脳オルガノイド(実験室で培養した小型の脳組織)に新型コロナウイルスを感染させたところ、神経細胞(ニューロン)間の結合部である「シナプス」の破壊が促進されることが分かった。2022年10月5日付けで学術誌「Molecular Psychiatry」に発表された。

この発見は、新型コロナウイルスがどのようにして中枢神経系に侵入し、病気を引き起こすかについての理解をさらに深めるものだ。ここ2年間で、新型コロナからの回復後も長く持続する神経と行動の問題が報告されてきた。その一つに、頭の中に霧がかかったようになる「ブレインフォグ」という症状がある。ブレインフォグは、(人、時間、場所が分からなくなる)見当識障害、記憶喪失、慢性頭痛、しびれを引き起こし、新型コロナ後遺症患者の40%近くが苦しめられている。

カロリンスカ研究所に所属する精神科医で細胞生物学者のカール・セルグレン氏の研究チームは、新型コロナウイルスが脳に及ぼす影響と、それが上記のような神経症状を説明できるかどうかを調べるため、脳オルガノイドを用いることにした。

その結果、ニューロン同士をつなぐシナプスが過剰に刈り込まれることが、新型コロナ後遺症患者のブレインフォグを引き起こしている可能性があるとの結論が出た。「おそらくこのことは、新型コロナから回復してしばらく経過しても様々な神経症状がみられる理由の一つかもしれません」と、カロリンスカ研究所の博士研究員で、この研究を主導したサムディアタ氏は言う。

セルグレン氏の研究室の神経科学者で論文共著者のアナ・オゾーリオ・オリベイラ氏は、「ごくわずかな量のウイルスが脳オルガノイド内で急速に広がり、極めて多くのシナプスが除去されたことは実に衝撃的でした」と話す。

「この研究は、私たちの研究や他のいくつかの研究と合致します」と、英ケンブリッジにあるMRC分子生物学研究所の神経生物学者マデリン・ランカスター氏は言う。同じく脳オルガノイドを用いた氏の研究では、新型コロナウイルスは脳の血液脳関門(血液中から脳内への物質移動を制限する障壁)を傷つけることが明らかになっている。この障壁が破られると、病原体や異常な免疫細胞、炎症性物質が、脳脊髄液や脳に入り込む可能性がある。

学習にはシナプスの刈り込みが不可欠

脳は密集した神経細胞のダイナミックなネットワークでできており、神経細胞は末端部の「シナプス」を介してコミュニケーションをとっている。そのシナプスは、人間が学習するにつれて変化する。「シナプスは基本的に、神経細胞同士が会話し、脳のある部分から別の部分へ情報が伝達される仕組みを担っています」とランカスター氏は説明する。

シナプスは、記憶や運動制御、感情など脳の全ての機能に関わっており、接続のしかたが常に変化している。「私たちはそのようにして学んでいるのです」と氏は言う。

コミュニケーションが頻繁に行われる神経細胞にはシナプスが多いが、コミュニケーションが少ない、あるいは全くない神経細胞はシナプスが少ない。「ミクログリア」と呼ばれる免疫細胞によってシナプスが刈り込まれるためだ。ヒトの脳にはミクログリアが細胞数の17%を占める部分もある。ミクログリアは脳内を移動して死んだ細胞を食べたり、不要なシナプスを除去したりすることで、脳内の清掃作業を行っている。

シナプスの刈り込みは、胎児や乳幼児などの発達中の脳で最も活発に行われるが、健康な脳では生涯にわたって継続され、新たな記憶を形成したり、不要になった記憶を消去したりするために必要だ。また、脳が損傷から回復する際にも、シナプスを強化して失われた能力を再学習したり、機能しなくなったシナプスを除去したりするのに必要不可欠だ。

新型コロナ感染症とブレインフォグなどの認知機能障害との直接的な関連性を研究することは、生きている脳では困難だ。そのため、研究対象は新型コロナ患者の遺体に限定されてしまう場合が多い。しかし、「ミニ脳」とも呼ばれる脳オルガノイドを使えば、生きている組織に新型コロナウイルスがどのような影響を与えるかをリアルタイムで調べられる。

オリベイラ氏らは、新型コロナウイルスがシナプス結合を直接刈り込むのではなく、ミクログリアを活性化していることを、脳オルガノイドを使って突き止めた。

「新型コロナウイルスに感染後、ミクログリアがどういうわけか免疫反応を起こし、通常よりも多くのシナプスを食べてしまうことを発見しました」とサムディアタ氏は言う。

この研究は、新型コロナ感染後のミクログリアの活動の量的な変化と、それがシナプスへ及ぼす影響を明確に示している点で重要だと米ノースウェスタン大学ファインバーグ医学部の神経学者アユシュ・バトラ氏は評価する。なお、氏は今回の研究に参加していない。

シナプスの過剰な刈り込みは有害になりえる。統合失調症などの神経発達障害や、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患との関連性が指摘されている。

新型コロナウイルス感染後の脳オルガノイドで起こるようなシナプスの過剰な除去がヒトの脳でも起これば、必要不可欠な結合が破壊されてしまうかもしれない。また、新型コロナに感染した人が長期にわたって神経症状に苦しむ理由は、この現象によって説明できる可能性がある。

「シナプスが過剰に除去されると、新たな記憶を形成したり、既存の記憶を思い出したりする能力に影響がでると予想されます。また、ブレインフォグでみられる脳機能の低下の説明になる可能性があります」とランカスター氏は言う。

このことは2022年7月5日付けで学術誌「Brain」に掲載された米国立衛生研究所(NIH)による研究の結果と一致している。この研究は、新型コロナウイルスが直接脳に侵入していなくても、ウイルスに反応して作られた抗体が脳の血管の表面の細胞を攻撃して損傷と炎症を引き起こし、ミクログリアを活性化しうることを発見した。

シナプスの消失が脳の縮小を引き起こす?

2022年3月7日付けで学術誌「ネイチャー」に掲載された英国の研究では、軽度の新型コロナ感染症でも、灰白質の減少を通じて脳が損傷し、10年分の老化に相当する変化が起こりうることが示されている。灰白質は大脳や小脳の表層(皮質)にあり、運動・記憶・感情の制御に必要不可欠な部位だ。

「MRIで見られる灰白質の体積や厚さの減少が、何によって引き起こされているのかはまだ分かっていません」と、この研究を主導した英オックスフォード大学の神経科学者グエナエル・ドゥオー氏は言う。

サムディアタ氏の研究で示されたシナプスの除去は、灰白質が変化する原因のごく一部である可能性があり、脳の縮小をもたらす他の要因を明らかにするためには、画像と組織片を組み合わせたさらなる研究が必要だと氏は指摘する。

過活動状態のミクログリアは、別のしかたでも問題を引き起こすかもしれない。今回の研究では、新型コロナウイルス感染後の脳オルガノイドにおいて、ミクログリアの遺伝子の発現パターンが、神経変性障害でみられる遺伝子活性と似ていることも分かった。

しかし、新型コロナウイルス感染による脳への影響を理解するためには、さらに多くの研究が必要だと科学者たちは注意を促している。脳オルガノイドは胎児や新生児の未熟な細胞に似ているため、この結果を成人の成熟した脳細胞に当てはめることには限界があるのだ。

「これらのデータは刺激的で、新型コロナ後遺症の疾患メカニズムにおける炎症性ミクログリアの役割を示唆していますが、これらの知見の正しさを確認し、発展させていくには、さらなる研究が必要です」と、イタリア、ヒューマン・テクノポール研究所の神経ゲノミクス研究センターのグループリーダー、オリバー・ハーシュニッツ氏は指摘する。

また、新型コロナ後遺症が脳に不可逆な影響を与えるかどうかも分かっていない。冬の休暇シーズンで屋内活動の機会が増えるなか、新型コロナに何度もかかるリスクを最小限に抑えるために、感染予防策や最新のワクチン接種を怠らないようサムディアタ氏は勧めている。新型コロナウイルスがどのように脳に悪影響を及ぼすかは明らかではないが、実際に損傷を与えることは確実なのだ。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD079ND0X01C22A2000000/

これって、いわゆるDS側もシェディングに苦しめられるのがわかっててエーザイに作らせてたとしか思えないタイミング。しかも2019年には他の薬で迅速承認にチャレンジしてる。

もうブレインフォグ苦しめられるのがわかってたんじゃ?と邪推してしまう。

気のせいですかねぇ?

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次